「NECのAtermって、なんか安心して使えるんだよね。」
そんな声に共感する方は今でも多いのではないでしょうか。Atermは、20年以上にわたり、日本のインターネット環境を支えてきた老舗ブランドです。
今回紹介する「Aterm 7200D8BE」は、Wi-Fi7に対応しつつも6GHz帯を省いた“ちょうどいい”モデル。NECらしい安定性と使いやすさを備えながら、価格も抑えられているのが特徴です。
この記事では、Aterm 7200D8BEの特徴や注意点、他社製品との比較を交えながら、ルータ選びで後悔しないためのポイントを詳しく解説していきます。
結論 NECルータは7200D8BEを選ぼう
ルーターの細かい仕様はよく分からないけれど、NECのAtermシリーズにしようと決めている方へ。どの機種を選べばいいか迷っているなら、7200D8BEがおすすめです。これを選んでおけば、まず間違いありません。
Aterm 7200D8BEのおすすめ理由
Wi-Fiの規格は年々進化しており、最新のスマートフォンもそれに合わせて進化しています。
たとえば、iPhone 15 ProはWi-Fi 6E、iPhone 16 Pro MaxはWi-Fi 7に対応しています。こうした端末の性能を最大限に活かすには、ルーター側も最新規格に対応していることが重要です。古いルーターでは、せっかくの高速通信がボトルネックになってしまうこともあります。
そこで注目したいのが、NEC Aterm 7200D8BE。このモデルはWi-Fi 7に対応していながら、価格が非常に手頃です。その理由は、Wi-Fi 7の特徴である6GHz帯の通信にあえて対応していない、いわば「廉価版」の位置づけだから。
もちろん、6GHz帯に対応していれば理想的です。でも、実際の家庭では5GHz帯で十分なスピードが出ます。7200D8BEは、コストを抑えつつ最新規格の恩恵を受けられる、非常にバランスの良い選択肢となっています。
2.5Gbpsポートの活用で、家庭内ネットワークがもっと快適に
Aterm 7200D8BEの大きな特徴のひとつが、高速通信に対応したポート構成です。
WANポートは最大10Gbpsに対応しており、光回線などの高速インターネットをしっかり活かせます。そしてLANポートのうち1つは、2.5Gbps対応。これが家庭内ネットワークの快適さを大きく左右します。
たとえば、2.5GbpsポートにNAS(ネットワークドライブ)を接続すれば、撮影した写真や動画を家族みんなで共有する環境がスムーズに構築できます。あるいは、ゲーミングPCをこのポートにつなげば、遅延の少ない安定した通信で快適にプレイ可能です。さらに、複数人が同時にアクセスしても耐えられる性能があり、ネットワークが混雑しにくくなるのも大きなメリット。家族それぞれが動画を見たり、データをやり取りしたりしても、通信がボトルネックになりにくいのです。
7200D8BEは、単なる“インターネット用ルータ”ではなく、家庭内のデジタル環境を支えるハブとしても優秀な一台です。
なお、2.5Gbpsで機器を接続する場合は、LANケーブルに注意しましょう。
LANケーブルにはカテゴリーという規格があり、2.5Gbpsで通信する際はカテゴリー6A(CAT6A)を使うことをおすすめします。
7200D8BEを選ぶ理由:今だけでなく“これから”にも備える一台
一見するとオーバースペックに感じるかもしれません。しかし、Wi-Fiルータは頻繁に買い替えるものではなく、故障や特別な事情がない限り長く使い続けるものです。だからこそ、安価なモデルではなく、将来を見据えた“良いもの”を選ぶ価値があります。7200D8BEは、そんな長期利用を前提にした非常に頼れる選択肢です。
7200D8BEが長く使える理由!
- 引っ越し や住環境の変化にも対応:広い家でも安定した通信が可能な高性能
- 端末の増加にも強い:スマホ、タブレット、スマート家電など、接続台数が増えても快適
- 最新規格Wi-Fi 7対応:これから登場する端末にもしっかり対応
- 2.5Gbpsポート搭載:高速有線接続やNASなど、拡張性も抜群
7200D8BE以外のAtermも検討しておく
WX11000T12──6GHz帯を手に入れる、本気の選択
6GHz帯の通信環境を手に入れたいなら、WX11000T12は有力な選択肢です。価格は上がりますが、それに見合うだけの性能と将来性を備えています。
何よりこのモデルは、WAN・LAN両方に10Gbpsポートを搭載しており、10Gbpsのインターネット回線を利用する場合でも、有線接続で最大限の速度を引き出せます。
Wi-Fi規格はWi-Fi6Eですが、6GHz帯の特性である「通信干渉の少なさ」は活かされます。多数の端末つながる環境でも安定したパフォーマンスを発揮します。
※2025年夏時点では、NECからWi-Fi 7対応のトライバンドルーターはまだ登場していません。
WX5400T6──必要十分を叶える、ムダのない選択
もし一人暮らしで、接続する端末もそれほど多くなく、インターネット回線も1Gbps程度で十分という方なら、WX5400T6は非常にコスパの良い選択肢です。
このモデルはアンテナ数が少ないため、同時に多数の端末を接続すると速度低下の可能性はありますが、同時利用をあまり想定しない環境では問題になりません。むしろ、必要な機能をしっかり備えた“ちょうどいい”ルータとして、安定した通信を提供してくれます。
WX5400T6は、無理に高性能を追わず、自分の使い方に合ったルータを選びたい人にぴったりのモデルです。
まとめ:7200D8BEは、“先を見越した安心”という選択
NEC AtermのWi-Fiルータ選びで迷っている方には、長く使える7200D8BEをおすすめします。「今はそこまで高性能じゃなくても…」と思っていても、数年後にはきっと「これにして正解だった」と感じるはず。
7200D8BEは、今の快適さと、未来の安心を両立できる一台です。性能に余裕があるからこそ、環境が変わっても慌てずに済みます。迷ったときは、“ライフスタイルが変わること”を思い浮かべてみてください。
※型番が2つ書いてあるのは、PA***はメーカー型番、AM***はAmazon販売の型番であり、これらは同等商品です。