バッファロールータ「WSR-1800AX4」シリーズで、セキュリティ上の脆弱性が発表されました。
この問題を放置すると、第三者にWi-Fiパスワードを盗まれる可能性があります。対象機種を利用している方は、必ず最新のファームウェアへ更新しましょう。
「WSR-1800AX4」シリーズ 脆弱性情報と対策
今回発表された脆弱性は、バッファロー「WSR-1800AX4」シリーズの一部機種で、Wi-Fi接続に使うパスワード(暗号化キー)が第三者に盗まれる可能性があるというものです。
WSR-1800AX4シリーズにおける強度が不十分なパスワードハッシュ使用の脆弱性とその対処方法(JVN#1375400…
WSR-1800AX4シリーズの脆弱性情報
ルータに搭載されている WPS機能(ボタンやPINコードでWi-Fi接続を簡単に設定できる仕組み) に問題があり、攻撃者が電波の届く範囲にいれば、暗号化キーを解析されてしまう恐れがあります。
もし暗号化キーが盗まれると、以下のようなリスクが発生します。
- 不正にWi-Fiへ接続され、家庭やオフィスのネットワークに侵入される
- インターネット通信を勝手に利用される(不正アクセスや違法利用のリスク)
- ネットワーク内の機器やデータが外部から覗かれる可能性
脆弱性のあるWSR-1800AX4シリーズ一覧
2025年11月現在、Amazonで販売されている「WSR-1800AXシリーズ」は WSR-1800AX4P となっており、脆弱性の影響を受けないモデルです。
ただし、過去に同シリーズを購入して利用している場合は、脆弱性のあるファームウェアを使っている可能性があります。必ずファームウェアのバージョンを確認してください。
| 機種名 | 修正済みファームウェアバージョン |
|---|---|
| WSR-1800AX4 | Ver.1.09 以降 |
| WSR-1800AX4S | Ver.1.11 以降 |
| WSR-1800AX4B | Ver.1.11 以降 |
| WSR-1800AX4-KH | Ver.1.19 以降 |
| WSR-1800AX4P | 対象外(脆弱性なし) |
WSR-1800AX4シリーズのファームウェア確認と更新方法
ファームウェアの更新は、ルータの管理画面から簡単に行えます。安全にご利用いただくため、以下に画像付きで手順をまとめました。ご利用の機種に合わせて、順番にご確認ください。
必要ないならWPSは無効化しましょう
WSR-1800AX4シリーズの脆弱性は、WPS機能(ボタンやPINコードでWi-Fi接続を簡単に設定できる仕組み)が原因のひとつです。この機能は便利ですが、利用しない場合はセキュリティリスクを減らすために 無効化することをおすすめします。
スマホやPCのWi-Fi接続は、通常の「SSIDとパスワード入力」で問題なく設定できます。
安全に使うために今すぐ更新を
バッファロー「WSR-1800AX4」シリーズの一部機種には、Wi-Fiパスワードが盗まれる可能性のある脆弱性が存在します。
対象機種を利用している方は、必ずファームウェアを最新版へ更新してください。
- 現在Amazonで販売されている「WSR-1800AX4P」は脆弱性のないモデルですが、旧モデルを利用中の方は注意が必要です。
- 更新後は、不要であれば WPS機能を無効化 することで、さらに安全性を高められます。
- 公共の場やマンションなど、第三者が電波を受信できる環境では特にリスクが高まります
ネットワークの安全は、日々のアップデートで守られます。今すぐファームウェアのバージョンを確認し、安心して利用できる環境を整えましょう。
バッファロールータのレビューを書いています。是非ご確認ください。
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