Wi-Fiルータを買い換えたいけど選び方が分からないという方は多くいらっしゃると思います。
サイトを見ても何が違うのか分からないので、Amazonや楽天で口コミや評価が高いルータから選んだり、価格で決めたりしていませんか?
ここに落とし穴がありますので注意しましょう。
この数年でWi-Fi6やインターネットのIPoE(IPv6)接続が普及していますが、これらの機能を備えたルータを使わないと高速なネット接続ができません。
現在は丁度転換期にあたるため、市販されているルータの各機能の対応可否を確認して購入する必要があります。
と言われても多々ある機器から選ぶ気力が起きませんよね。以下に抑えるべきポイント、条件を満たすルータをまとめていますので是非購入の参考にしてください。
ルータの選びのポイント
2022年2月時点でルータを選ぶ際のポイントをまとめます。
ルータは環境にあった必要十分なルータを購入しましょう。ただし、スマホを買い替えに合わせた無線LAN最新規格への対応、通信速度が遅いと感じたとき、引っ越しなどで光回線を引き直すタイミングなどでルータ交換を意識しましょう。
ルータ選定における必須ポイント
確認点 | 推奨値 | ポイント |
---|---|---|
WANポート数 | 1Gbps×1 | 10G光回線を利用中/利用予定のある方は 10Gルータを選びましょう。 現時点で対応エリアが限定的のため、 一般的には1Gルータで十分です。 |
LANポート数 | Gbps×4 | 有線接続を予定していないかもしれませんが、 後の拡張性を考慮して、4ポート程度は 確保しておきましょう。 なお、ポート不足時はハブを使いましょう。 |
IPv6接続 | あり | IPv6(IPoE)対応しているものを選びましょう。 |
無線規格 | Wi-Fi6対応 | 2019年9月発売のiPhone 11以降は Wi-Fi6(802.11ax)が主流です。 |
日本語対応 | あり | かなり重要です! 日本人ですから!! 海外メーカーは大量生産により価格が安価ですが、 設定画面が完全に日本語対応しているものは少ないです。 ルータは細かい設定があるので日本メーカーが良いです。 |
IPv6(IPoE)接続機能については、プロバイダ指定の接続方法にルータが対応していることの確認が必要です。
具体的にはプロバイダが、v6プラス、transix、OCNバーチャルコネクトなどの表記でIPv6接続方式を指定していますので、その接続方法に購入予定のルータが対応していることを確認しておきましょう。
参考までに各プロバイダが提供しているサービスを下記に記載しますが、回線の申し込み時期などにより組み合わせが変わっていることがあるため契約内容を確認しましょう。
プロバイダ | サービス名 | ルータ |
---|---|---|
IIJ | transix | 市販ルータ (一部レンタルあり) |
楽天、おてがる光 | クロスパス | |
ASAHIネット | v6コネクト | |
DTI、nifty、sonet、GMO | v6プラス | |
OCN、ぷらら、ドコモネット | OCNバーチャルコネクト | |
ビックローブ | IPv6オプション | |
ソフトバンク | IPv6高速ハイブリッド | レンタルルータ |
NURO | NURO |
ルータが対応しているとより良いポイント
確認点 | 推奨値 | ポイント |
---|---|---|
アンテナ数 (ストリーム数) | 4 × 4以上 | 接続台数が少なければ2×2でも。 |
無線LAN 最大転送速度 | 5GHz 2000Mbps以上 | 接続台数が少なければ1000Mbpsでも。 |
中継 メッシュ機能 | 必要に応じて | 中継やメッシュは使わずに、 有線ケーブルを伸ばす代替もあり。 |
ルータの性能値を理解したい場合は下記の記事を参考にどうぞ!
家庭用のルータはどうやって選んでいますか?大部分の方は、Amazonや楽天でのレビュー、価格を見て決めているのではないでしょうか。おすすめルータ一覧から選ぶことは手っ取り早くて良いですが、Wi-Fi6ルータは値段がピンキリですので自分で[…]
おすすめルータ
ルータ選定の考え方
- 現状お使いのルータとメーカーを合わせて設定の操作性を揃える
- 10Gインターネット回線を使っている場合、10Gポートがある機種にする →バッファロー or IODATA
- 接続端末台数で機種を選ぶ →メーカー毎に記載したモデルの選び方を参考
- コストパフォーマンスを重視する →TP-Link
- 何を買えば良いか悩んだらバッファロー WSR-3200で間違いなし
おすすめルータの期間限定セール情報をまとめています。ブラックフライデーはルータが安くなる年一のチャンスですので、この機会を有効活用しましょう。ルータ購入時に抑えるべきポイント IPv6(IPoE)接続対応 […]
バッファロー
インターネット回線が10G回線 → WXR-6000
スマートホームに → WSR-5400
一般家庭向けに → WSR-3200
一人暮らし用に → WSR-1500
バッファローから遂にWi-Fi 6E対応のトライバンドルータがでました!Wi-Fi 6Eの深堀と共にWNR-5400XE6が効果的に利用できる環境を考えてみましょう。Wi-Fi 6E対応トライバンドルータとは?2022年9月[…]
バッファローの最高スペックルータWXR-6000AX12Sは、現在発売中の10Gルータの中でも数少ない10Gポートが2つ搭載されている製品です!10G光回線の中でドコモ光 10ギガやおてがる光クロスなどのNTT東西が提供するフレッツ[…]
バッファローのルータは機種が多くてどれを選べば良いか分からないですよね。2021年9月発売のバッファローWSR-1500AX2Sは、いろんなシーンで利用できる無駄にならないルータです。現在のインターネットは接続方式の変更(PPPoE[…]
NEC Aterm
法人オフィス向けのルータを開発しているだけあって、他社と比較すると全体的に性能が高めです。
型番が2つ書いてあるのは、WX***はメーカー型番、AX***はAmazon販売の型番であり、これらは同等商品です。
インターネット回線が10G回線 → WX6000
一般家庭向けに → WX5400、WX3600
一人暮らし用に → WX3000
IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)接続確認済みリスト※2022年1月現在、楽天クロスパスに対応する機種はWX3600のみです。
10Gbpsの光回線対応エリアが少しずつ拡大してきますが、その恩恵を最大限に得ることができるWAN/LANポート両方が10Gに対応しているルータは数少ないです。これまでのNECルータの最上位モデルはWX6000HP/AX6000HP[…]
フレッツ光クロスのサービスが提供されて徐々に10Gbpsの光回線が普及してきました。Youtubeなどの現在提供されているコンテンツは1Gbpsの回線でも十分に楽しめますが、それは1つの回線を少ない人数・端末で利用する場合です。接続[…]
NECから2022年2月10日にルータが発売されました!これまでのNEC AtermシリーズのWi-Fi6対応ルータは、10Gポート対応のWX6000HP/AX6000HP、2.5Gポート対応のWX3600HP/AX3600HPをを主力とし[…]
ルータは「NEC Aterm」そう思っている方はたくさんいると思います!Atermはインターネット回線がISDNやADSLが全盛期だった頃から続いているブランドであり、その歴史は20年以上です。しかし、日本のインターネットと共に歩ん[…]
NECから2022年2月10日に発売された1ギガルータのWX3000HP2/AX3000HP2は性能・機能・コストのバランスの取れた機種です。NECルータのラインナップは、1ギガ越えの光回線も収容できる機種やメッシュに強い機種など特[…]
エレコム
PC関連製品で手に入らないものはないかと思うエレコムです。
せっかくなのでLANケーブルもエレコムで揃えましょう!
一般家庭向けに → WRC-X3200
一人暮らし用に → WRC-X1800
動作確認済みIPv6(IPoE)接続サービス対応表 ※2022年1月現在、朝日ネットのv6コネクトに対応する機種はWRC-X1800となります。
IODATA
PC周辺機器メーカの老舗IODATAです。
インターネット回線が10G回線 → DAX3600XR
一人暮らし用に → DAX1800GR
DAX3600XRは、LAN/WAN両方に10Gポートを備えている貴重なルータです。
DAX3600QRは、10Gではなく、2.5Gポートのルータとなるため購入時には確認を行いましょう。
※10Gのインターネット回線を導入して有線LANで使う場合はIODATAのDAX3600かバッファローのWXR-6000の2択です。
IPv6(IPoE)接続動作確認済みサービス一覧&対応機器 ※2022年1月現在、朝日ネットのv6コネクトには対応していません。
IO DATAの10ルータWN-DAX3600XRは、10Gポートが2つ搭載されている数少ない製品の一つです。10G光回線の中でドコモ光 10ギガやおてがる光クロスなどのNTT東西が提供するフレッツ光クロスをベースにしているサービス[…]
TP-Link
世界的なシェアが高いTP-Link、コストパフォーマンスの高いのが特徴です。
海外製品のため設定画面の日本語説明が少し分かり難いかもしれません。気になる場合は、こちらのエミュレータでルータ操作を体験して確認しましょう。
スマートホームに → AX73
一般家庭向けに → AX55
一人暮らし用に → AX10
IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)対応確認済みリスト ※紹介している製品以外を検討する場合は、Wi-Fi6とIPoEの両方の仕様を持っているか確認ください。
NETGEAR
戦闘機のような形状をしたルータが特徴のNETGEARです。
推奨モデルは、高性能なRAX120、トライバンド対応のRAX70です。
こちらも海外製品のため、日本のIPv6方式への対応はこれからになると思います。
IPv4 over IPv6サービス (DS-Lite/v6プラス) 対応製品一覧 ※2022年1月現在、transixとv6プラスのみの対応となっています。
まとめ
Wi-Fi6、IPv6接続対応ルータを紹介しました。
高速なネット環境を目指して是非ルータの入れ替えをチャレンジしてみてください!